Public Relations

Grassは危険?帯域幅を貸すと通信量などが高くなる?個人情報や安全性について調べてみた!

Grass(グラス)は、スマホやパソコンの使っていないインターネット回線の一部分を貸すことができるアプリです。
他の人があなたの端末を通してインターネットにアクセスできるようになります。
そしてその代わりに報酬をもらえます。

基本的に、grassに登録して、パソコンに拡張機能を入れて放置するだけでgrassポイントが貯まっていきます。
これらのポイントに応じて、報酬が支払われる予定です。

登録自体はメールアドレスのみでOK。
名前や住所などの個人情報は一切不要です。

しかし、自分のインターネット回線を貸し出すというのはちょっと怖い…
そう思う人も多いでしょう。

この記事では、grassの仕組みとリスク、安全に利用するポイントをまとめました。

grassはどんな仕組み?

grassは家庭用のネット回線の”使っていない帯域幅”を貸すことで、ポイントを貰えるサービスです。

安定したネット環境や、より大きい帯域幅を提供すると、貰えるポイントも多くなります。

使っていない帯域幅とは?

例えば、あなたは最大200MB/sのネット回線を契約していたとしましょう。

でも、ネットショッピングやInstagramに200MB/s全てを使う必要はありませんよね?
せいぜい10~20MB/sです。

では、使っていない180MB/sは?
これが”使っていない帯域幅”です。

grassで利用者はあなたのインターネット接続から未使用帯域幅を購入する事で、あなたにgrassポイントが還元される仕組みです。

もちろん、未使用帯域幅が多かったり、安定したネット環境であればあるほど報酬は多くなります。

grassの危険性とリスク

ここからはgrassを利用するリスクや懸念点、安全性に関して解説していきます。

データを盗まれる?

インターネットを貸すと、パソコンのデータや情報を盗まれるのでは?
と心配する人もいるでしょう。

Grassが収集する情報は、IPアドレスやメールアドレスなどの個人情報と、帯域幅の共有量などの利用情報だけです。
これらの情報はアプリの提供や改善、サービスの実行や通知、利用状況の分析などで利用します。

実際、Chromeのウェブストアで権限を確認しても、位置情報(IPアドレス)しか収集されていません。

Grassが収集するデータ

一般的な拡張機能はもっとたくさんの情報を集めています。
例えば翻訳ツールはさらに多くのデータを収集しています。

▼翻訳拡張機能の権限▼
某翻訳ツールが収集するデータ

データを収集されるのではないか?と心配している人も多いでしょうが、そもそもデータ自体を集めていません。
なので、Grassを使っていてもデータが盗まれることはありません。

データを消費する?

使っていない帯域幅を貸し出すという事は、使っていないインターネットを貸すと言うことです。

スマホのテザリングやポケットWi-Fiなど、通信量に制限のあるネット回線を貸すと、データを消費して費用が上がる可能性があります。

ただし、光回線などの固定回線で料金を支払っている場合、常に余っているネット回線がある可能性が非常に高いです。
Grassを使えば余ったインターネットを販売して報酬を得ることができます。

固定回線のネットは基本的に毎月定額です。
使っても使わなくても同じ金額を支払っているでしょう。

同じ金額を支払うなら、余ったインターネットを貸して報酬を得る方がお得になります。

ネットが遅くなる?

Grassを稼働させることでインターネットを遅くなりません。

あなたがインターネットを使っているときは、Grassの稼働量は減ります。
インターネットの使っていない部分だけを利用してGrassは動きます。

そもそもGrassはインターネットの0.3%しか使わないので、インターネットが遅くなることはありません。

もしあなた自身がすべての帯域幅を使用して、利用可能な未使用帯域幅がない場合はGrassが休止状態になります。

自分のネット回線が犯罪に使われる?

Grassを提供する親会社【Wynd Network】では、Grassの借り手側を慎重に審査して販売しています。
現在、主な購入者はAIやビッグデータ関連の企業や大学です。

信頼性の高い企業や団体にインターネットを貸し出しているので、悪用される心配はありません。

さらに借り手は、全ての利用状況をGrassに提供する契約を結んでいます。

違法な行為をしている企業などはすぐにGrass側が把握して利用を強制停止。
Grassで購入者は、使用中に行ったすべての行為について責任を負うので、貸している側が何かの責任に問われる可能性はありません

例えば、ホームセンターでナイフを買った人が犯罪を起こしてしまった場合、
販売したホームセンターが罪に問われるでしょうか?

grassも同じで、借り手が何をしても、貸している側には一切責任は及びません。

とはいえ、Grassを利用する企業には、フォーチュン500社や大学などの機関が含まれおり、信頼性の高い団体ばかりです。

Wynd Networkによる厳重な審査もあるので、インターネットを安心して貸し出すことが出来ます。

心配なら一時的に利用を停止するのもあり

Grassを使っていて、通信速度の低下や、データを盗まれる心配はありません。
とはいえ、常に使い続けるのは心配…という人もいるでしょう。

特に証券会社にアクセスしたり、仮想通貨関連のデータにアクセスするときは心配になるでしょう。

そういった場合、grassを一時的に停止して利用することも出来ます。

数時間止める場合

数分から丸一日Grassを止めたい場合は、ダッシュボードから一時停止できます。

まず右上のアイコンをクリック。

【ADVANCED SETTING】をクリック。

すぐ下に出てくる【PAUSE SHARING】をクリック。

  • 10分
  • 1時間
  • 6時間
  • 1日

の利用停止時間を選んでSAVEすれば一時停止できます。
※時間内でも再開できます。

しばらく使わない場合

しばらくgrass使わない場合は拡張機能を停止すればOKです。

Chromeのメニューから
拡張機能>拡張機能の管理
をクリック。

Grass Extensionを探します。

拡張機能のスイッチを停止すれば、再利用するまでGrassを停止できます。

まとめ|Grassは安全性は問題なし

Grassは個人情報の入力がほとんど無く利用できるサービスです。
使っていないインターネットを貸すことで報酬を得ることが出来ます。

ネットを貸すことで、データを盗まれたり、通信費が増えたり、ネットが遅くなったり、犯罪に加担したり
を心配する人もいるでしょうが、Grassの仕組み上その心配はありません。

Grassの購入者は運用会社【Wynd Network】によって審査されています。
借り手はどんな用途で利用しているか、全てGrassと共有しているので、悪用された場合はすぐに利用停止され、貸し手には影響がありません

また、インターネットの使っていない部分だけを利用するので、通信速度が落ちたり、月額費が増えたりする心配もありません

ただし、スマホのテザリングやポケットWi-Fiなどの通信量に応じて値段や速度が変わるネット回線はGrassに向いていません

安定して報酬を得たいなら光回線などの固定回線を利用しましょう。

登録自体はメールアドレスのみでOK。
名前や住所などの個人情報は一切不要です。

コメント