
この記事ではGoogle OneとGoogle Workspaceの違いと、どちらがおすすめかを解説します。
[Google One]と[Google Workspace]はどちらもGoogleが提供するサービスです。
違いを簡単に説明すると、
- Google Oneはデータ保存容量が増えるだけ
- Google Workspaceはビジネスに必要なツールが揃っている
あなたがビジネスをしていて、個人用とデータを分けたいならGoogle Workspaceがおすすめ。
他にも様々な機能があるので、ビジネスを展開していくならGoogle Workspaceを選びましょう。
単純に写真などのデータ容量が増やしたいだけなら、Google Oneで十分です。
個人アカウントのデータをGoogleWorkspaceに移動させるのも面倒なので、仕事で使う人は最初からGoogleWorkspaceを強くおすすめします。(1人からでも利用できます。)
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ここから具体的にGoogle OneとGoogle Workspaceの違いについてご紹介してきます。
Google Oneとワークスペースのストレージをざっくり比較
Google One(AI Pro)とGoogle Workspaceでは、提供されるストレージ容量に加えて、AI機能や利用対象の違いがあります。
どちらも「2TB」プランを提供していますが、その内容と使い道には大きな差があります。
最新のストレージプラン比較(2025年6月時点)
プラン名 | サービス | 容量 | 月額料金 | Gemini AI対応 |
---|---|---|---|---|
Google One(AI Pro) | 個人向け | 2TB | 2,900円 | ✅ Gemini Pro |
Google Workspace Business Starter | 法人向け | 30GB | 680円 | ❌ なし |
Google Workspace Business Standard | 法人向け | 2TB | 1,380円 | ✅ Gemini Pro |
Google Workspace Business Plus | 法人向け | 5TB | 2,040円 | ✅ Gemini Pro+Vault等 |
- チームで共有・管理したいなら → Workspace一択(独自ドメインメールや部署ごとのファイル管理に強い)
- 容量だけで選ぶなら → 旧Google Oneの方が容量単価は安い(※ただし新規受付はAI Proのみ)
- AIを活用したいなら → Gemini Proが使えるWorkspace StandardまたはGoogle One AI Proがおすすめ
価格やストレージ容量を考えたら、『Google Workspace Business Standard』が1番お得です。
Google AI Proとは?(旧Google Oneが進化)

もともとGoogle Oneは、100GB〜2TBのストレージを月額で使える「個人向けの保存プラン」でした。
しかし2024年以降、Gemini AIの登場により、AI機能込みの「Google AI Pro」や「Google AI Ultra」へと進化しています。
Google AI Proの主な特徴
- Gemini Pro搭載(Googleの生成AI)
- Gmail、Docs、SheetsなどでAI支援が可能に
- Drive上でPDFを要約し、自然言語で質問できる
- AI UltraプランではGemini Ultraの高性能モデルも利用可能
主なプラン例(2025年6月時点)
プラン名 | ストレージ | 月額料金 |
---|---|---|
AI Pro | 2TB | 2,900円 |
プレミアム(5TB) | 5TB | 3,600円 |
AI Ultra | 30TB | 36,400円(3ヶ月18,000円のキャンペーンあり) |
Google Workspaceとは?ビジネス向けの統合サービス

Google Workspaceは、企業やチームで使うことを想定した業務支援パッケージです。
メールやカレンダー、Meet、ドライブ、ドキュメントなどを独自ドメインで一括管理できるだけでなく、チームでの共有や権限管理、そしてGemini AIによる業務効率化が可能です。
1つの企業/チームでアカウントを所有するイメージです。
メールアドレスは、独自ドメインを利用できます。
『tanaka@abc.com』などユーザーごとに独自ドメインでメールアドレスを作れます。
企業の場合『info@abc.com』『keiri@abc.com』など、部署や役割ごとにメールアドレスを分けることもできます。
Googleドライブやドキュメントの公開範囲も、部署やグループごとなど細かく設定できます。
Google WorkspaceにはGemini AIが統合されている!
2024年以降、Google Workspaceには「Gemini(旧Duet AI)」と呼ばれるAI機能が統合され、業務効率が飛躍的に向上しています。以下のような機能がWorkspaceユーザー向けに提供されています。
なお、Gemini AIの一部機能(PDF要約・スケジュール機能など)は、Business Starterでは利用できない場合があります。詳しくはプラン比較をご確認ください。
📄 PDFの要約&質問機能(2025年6月対応)
Googleドライブに保存したPDFを開くと、自動で要約が表示される「サマリーカード」機能が追加されました。Geminiが内容を理解し、要約表示だけでなく、自然言語での質問にも対応できます。
例:「この契約書にキャンセルポリシーはある?」と入力すると、該当箇所を抜粋してくれます。
この機能は、Business Standardプラン以上のWorkspaceユーザーで利用可能です。
✉️ Gmail・Docs・SheetsにもAI支援
GeminiはGmailやGoogleドキュメントにも統合されており、以下のようなAI補助が可能になっています。
- Gmail:メールの自動下書き、返信候補の提示
- Docs:議事録の自動生成、要点抽出
- Sheets:データを元にグラフ作成、ピボットテーブル提案
これにより、会議準備や報告業務が短時間で完結します。
🎥 Google MeetでもAIが大活躍
- 最大500人・24時間の会議が可能
- 背景画像をAIで自動生成
- 雑音除去、リアルタイム翻訳
- 会議の要点を要約して記録
これらの機能により、リモートワークや海外とのやりとりもスムーズに行えます。
🕒 スケジュールされたAIタスクの実行も可能に(Gemini Flash 2.5)
Geminiは、タスクの自動化にも対応しはじめました。定型メールの送信、フォルダ内のPDFチェックなどを定期的に実行する「Scheduled Actions」機能が登場しています(英語環境から段階的に日本語にも対応)。
どっちがおすすめ?|GoogleWorkspaceとGoogleOne
GoogleWorkspaceとGoogleOneの違いをざっくりと比較してみます。
項目 | Google AI Pro(旧Google One) | Google Workspace |
---|---|---|
対象ユーザー | 個人(ストレージ+AIを使いたい人) | チーム・ビジネスユーザー |
主な機能 | Gemini ProによるAI支援個人アカウントでのGmail/Docs活用 | 独自ドメインのメール運用ユーザー管理と共有Gemini AI業務支援 |
AIモデル | Gemini Pro または Ultra | Gemini for Workspace(Pro相当) |
ストレージ容量 | 2TB~30TB(プランによる) | 30GB〜5TB(プランによる) |
独自ドメインメール | ❌ 利用不可 | ✅ 利用可 |
料金例(目安) | 2TB:2,900円/月〜 | Starter:800円/月〜 Standard:1,600円/月〜 |
上の表では、価格と概要だけを比較しています。
機能やサービス面は単純に比較できないほど違いがあるサービスです。
同じGoogleが提供していますが、2つは全く別のサービスと考えても良いくらいです。
チームや企業にはGoogle Workspaceがおすすめ
Google Workspaceは、Googleが提供するビジネス向けクラウドツール一式とAI機能を組み合わせた統合サービスです。
1ユーザー単位で導入でき、小規模な個人事業から大規模な企業まで幅広く対応できます。
主な機能
- 独自ドメインのメール(@yourcompany.com)
- Google Meetは最大500人・24時間会議対応
- ファイル共有・部署ごとのアクセス制御
- Gemini AIによる業務効率化(Standardプラン以上)
- メール返信の自動化
- ドキュメントの要点生成・翻訳
- PDFの要約とQ&A機能
- スプレッドシートの分析補助
プラン例(2025年6月時点)
プラン名 | ストレージ | 月額料金(1ユーザー) | AI対応 |
---|---|---|---|
Business Starter | 30GB | 800円 | ❌なし(AIなし) |
Business Standard | 2TB | 1,600円 | ✅あり(Gemini Pro相当) |
Business Plus | 5TB | 2,500円 | ✅あり+ログ保持やVault機能あり |
Workspaceは、業務に必要なファイル管理やコミュニケーション機能をすべて揃えた上に、Gemini AIによるアシストが加わった、現代のビジネスに最適なプラットフォームです。
「1人から始めて、規模が大きくなっても移行不要」な点も魅力です。
これからビジネスを伸ばしたい人にも、すでにチームを持っている企業にもおすすめです。
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GoogleWorkspaceを活用している企業の例
日本の有名企業でも採用されており、『クボタ』『ファミリーマート』『エディオン』『ANA』などで利用されています。
また、海外では行政や政府機関でも利用されており、『ロサンゼルス市』『メリーランド州』などで使われています。
他にも活用している自治体や企業は多くあります。
さらに知りたい方はGoogleWorkspaceの公式サイトをチェックしてみてください。
個人や家族での利用はGoogleOneがおすすめ
Google Oneは個人のグーグルドライブ容量を増やしたいときに使えるサービスです。
「Googleフォトの保存容量が足りない!」「データをたくさんバックアップしておきたい!」などの悩みが解決されます。
また、追加で5人とストレージ容量を共有できるので、ご家族での利用や仲の良い友達同士での利用にもおすすめです。
もちろん勝手にプライベートな写真が共有されることは無いのでご安心を。
ただし、企業ドメインでメールアドレスを持つことはできないので、ビジネス向けではありません。
まとめ
Google One AI Pro(2TB / 月2,900円)はこんな人におすすめ
- プライベートでAI機能を活用したい
- 独自ドメインやビジネス設定は不要
- とにかく簡単・手軽に始めたい
Google Workspace(2TB / 月1,632円〜)はこんな人におすすめ
- 個人事業主、フリーランス、スモールチーム
- 独自ドメインメールやファイル共有が必要
- Gemini AIを仕事にもフル活用したい
- 将来的にチームが増えても柔軟に対応したい
ソフトの不具合修正やアップデートなどはGoogleがメンテナンスするので、事業に集注する事ができます。
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