Microsoftは画像生成AI【Designer(Image Creator)】を提供しています。
文章だけでクオリティの高い画像を作れるので、WEBサイトの挿絵やアイキャッチ画像に使いやすいです。
あらゆるビジネスシーンでの利用が期待されています。
しかし、商用利用の可能性と著作権の問題はどうなっているのでしょうか?
この記事では、Designer(Bing Image Creator)の機能とビジネスでの利用について掘り下げていきます。
商用利用していいの?
Microsoft Designer の Image Creator ‐ 使用条件 (bing.com)
Image Creatorのサービスの規約を確認したところ、商用利用に関する記載はありませんでした。(記事更新時)
明記されていないので商用利用可能と解釈できます。
Image Creatorで生成したコンテンツの所有権はユーザーにあるので、現在の規約では商用利用ができます。
6.コンテンツの所有権。Microsoft は、お客様が Image Creator に提供、投稿、入力、送信した、またはお客様が Image Creator から受信した、プロンプト、作成物、またはその他すべてのコンテンツ (フィードバックや提案を含む) の所有権を主張しません。
Microsoft Designer の Image Creator ‐ 使用条件 (bing.com)
商用利用の場合は、著作権法や知的財産権を遵守することが必須です。
Microsoftには、不適切なコンテンツや著作権を侵害する可能性のあるコンテンツを削除する権利があります。
また、以前は商用利用禁止の記載があったので、今後も規約が変わる可能性があります。
AI画像をそのまま販売したり、グッズ販売するのは控えて、規約が変わったときに差し替えられるような使い方にとどめるのがおすすめです。
ただし、商用利用にあたっては、利用規約の詳細を慎重に確認しましょう。
Image Creatorの使用ガイドラインやポリシーは定期的に更新されるため、Microsoftの公式サイトや関連文書を通じて最新情報を得ることが重要です。
どんなイラストを作れる?AI生成の活用事例
Image Creatorは1024×1024の大きさでしか生成できません。
必要に応じて切り抜いて利用する必要があります。
生成画像の例
リアル風のイラスト
WEBサイトに差し込んだり、アイキャッチ画像に使いやすいです。
また、プレゼンテーション資料などに利用することもできます。
ダブルピース
イケメン
セルフィーしてる女の子
車内でセルフィーしてるおじさん
年齢や性別も自由に描き分けることができます。
服装やポーズも指定できます。
アニメ・マンガ風イラスト
パンフレットやフライヤー、オンライン広告の挿絵に使いやすいです。
また、サイト上のキャラの吹き出しなどにも使いやすいです。
女の子の絵
男女の絵
テニスコートの横でペットボトルを持っている女の子
ピクセルアート(粗めから高精細まで)
artのような絵柄
悲しむ表情
かわいいかわいい子どもの絵
ホラーゲームに出てきそうな子どもの絵
完全な綺麗な画像は生成できないことも
Image Creatorでは綺麗な絵を出力できない事があります。
このように指の描写が白飛びする事があります。
他にも目や髪の毛などが白くなりがちです。
特にリアル風の画像は白飛びしやすく、場合によっては手動で修正する必要があります。
生成に制限がある?
Designer(Image Creator)の生成画面では、15という数字が書かれています。
生成する度にこの数字が減っていきます。
0になると、生成にかかる時間が長くなります。
カウントは毎日リセットされます。
ただ、0になっても画像生成を続けることができます。
生成に時間がかかりますが、だいたい100枚/日ほど作れます。
利用方法によっては制限がかかる
0になっても生成を大量に続けたり、不適切なプロンプトで生成を続けようとしたら、Image Creatorが一時的に利用できなくなります。
特に不適切な画像生成を試み続けると、永久にアカウントが停止される可能性もあります。
注意して利用しましょう。
Image Creatorで作れない画像
不適切な画像
性的な画像やグロテスクな画像は生成できません。
そういった画像を生成したい場合は、ローカル環境で画像生成できる
【Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)】
を利用しましょう。
ただし、Stable Diffusionをローカル環境で利用するには、ハイスペックなパソコンが必要になります。
版権や著作権に触れる画像
まれに生成できますが、商用利用すると著作権侵害となります。
また特定の作品名やアーティスト名を、プロンプトとして入力すると、生成が停止される可能性もあります。
商品を入れるのは不可
自社製品を手に持たせた写真を生成したり、イラストを作る事はできません。
似たモノを持たせて、手作業で書き換える必要があります。
まとめ
マイクロソフトが提供する画像生成AI【Designer】で作った画像について、
利用規約で商用利用についての記載はありませんでした。
以前は利用不可との記載があり、現在は削除されていることから、商用利用ができると解釈もできます。
ただし、規約は定期的に変更されるので、最新情報は利用規約をご覧下さい。
規約が変わって商用利用不可になる可能性もあるので、すぐに差し替えられる利用方法がおすすめです。
在庫を持つグッズ販売などは避けた方がいいでしょう。
WEBサイトやプレゼン資料などに使うにはちょうどいいです。
利用も無料なので、生成AIをビジネスで活用するなら【Designer】をおすすめします。
登録料/年会費などは無料なので、初めての生成AIとして使ってみましょう!
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